俺流作曲、編曲で考えてる概念を遺す

Q.なんでこれを残そうと思ったの?

A.自分が音屋引退したことによって困る人がいるので

 

うぬぼれでもなんでもない、事実みたいなんです。これ。

自分は認められませんが。

私のような終わった人間に関わることのないよう、自分が今までやってきた音楽的な考え方や概念をここに捨て置いておきます。

有識者の方、もしおかしい箇所がありましたら是非とも指摘の上本記事を晒し上げ無知無能ぶりを嘲っていただいてかまいません。

 

■マネしたい元ネタを決める

いちばん大事。これ以外ぶっちゃけいらない。

作曲も編曲もどのみち「既存の音楽に対して”自分だったらこうする”を入れ込んでいく」もんだと思ってて、

どんな音屋でさえ必ずマネする元ネタが存在します。

だいたい以下の観点でネタ集めをまず行うといいだろうね。

・フレーズ

・コーラスワーク

・リフ

・リズム

・コード進行

・ベースライン

・音作り

これらに対してなるたけ複数の元ネタ曲を用意しよう。

そしてそれをパズルのごとく悪魔融合させたらハイ曲完成さっさとリリースしろや、となる。

 

ワオ簡単。

 

なんてワケにはいかず、そのあとは悪魔融合させる技が必要になるよね。

入口は思ったより狭くないんだよ~っていうのをアピールしたかった。

元ネタの引き出したくさん用意するべく沢山音楽聴こうね!

 

~余談~

作曲の際、歌詞が先か他が先かってのがあると思うけど

先に生まれ出てきちゃったもの”に引っ張られていっちゃえばいいと思ってる。

どーせ歌詞もフレーズ、コード進行も作ってる段階でちまちま変わってくんだから。

 

■音を空間で考える

これはどんなフレーズを入れるか、どんな楽器を使うかにおいて絶対付き纏ってくるもんだと思う。

音楽を細分化して聞くって習慣がない人だと「???」ってかんじになる話だと思うけど、楽器やサウンドごとに立ち位置ってのが3D視点でおおむね決まってるんだよね。

音楽理論わかんないからはしょり説明になるけど、

低い音は下から支えるようなかんじ~だったり、

ギターピアノの伴奏は真ん中ちょい後ろかな~とか、

ボーカルは真ん中先頭、キラキラピアノフレーズは上~みたいな。

どこの位置でどんな楽器、どんな音、どんなフレーズを鳴らしたいかで

考えてパズルを組み立てていきましょい。

例:

・ギターはボーカルの後ろ左右で鳴っててほしいよね

・スネアドラムはボーカルと同じくらいの位置だといい感じ

・コーラス(ハモり)はボーカルの影に隠れて顔のぞかせてる感じだねカワイイ

 

小ネタ

みんなは「音価」って知ってるかな?

それすなわち「音の偉さ」!偉い音ほどよく聞こえるってわけさ。

じゃあその偉い音ってどんなの?っていうと割と単純な答えで

高い音”となるわけだ。

メロディとメロディより高いハモリを同時に同じ音量で鳴らすとハモリのが目立つ、ってかんじだね。

この関係を意識して考えると意外と役立ったりするのでご参考までに。

 

■引き算で考える

組み立てるとき、いい感じのフレーズとかをどんどん突っ込みがちなんだよね。

それでいざ一気に鳴らしてみると「あれ?なんか違うぞ?」とか

「音量バランスが悪いね...」ってなりがち。

そこでよく”目立たせたいフレーズの音量を上げまくる”をやりがちなんだが

これが実は悪手なんだわ。

編曲するときって最終的に組み立てた音たちを

”きれいにまとめて迫力つけてデカくする”工程があって、そんときに音量上げすぎてると”きれいにまとめる”工程でコケる。

「え~でもボーカルとか他の音よりデカくしたいもぉ~ん」とか思っちゃうと思うんだけど、そこを”音がデカくなったように聞こえさせる”方向に舵を切るといい。

自分が考えてるのは以下。

イコライザー(以下EQ)を使って音質を調整する

・重要じゃない音を小さくする

まずEQについて、

ここで基本的に”必要ない音域を下げる”方向に調整していこう。

※具体的な技術の話は避けます。あしからず。

当たり前田だけど音域上げたら音量上がるからね。ほどほどに。

次に重要じゃない音について、

ハモり目立ちすぎてたちしない?ピアノやシンセがボーカルかよってくらい鳴ってたりしない?

この曲、この部分は誰が主役なんだろう?この曲自体の主役って誰なんだろう?

って考えながら音量を下げつつ調整していこう。

べつにべらぼうに下げなくてもいいので。

 

こんな感じで、”不必要なものを引いていく”編集をするから「引き算」というわけですな!

 

余談2

このほかにも「余分なフレーズを減らす」ってのも入れようと思ったんだけど

前時代的かも?って感じて外した。

特に昨今のボカロP由来JPOPは音詰め込んでナンボだもんで、おじさんにはついていけんとですわ。今の音楽については前時代に生きてる自分からは文句も助言も出せません。

 

おわり

簡単に言語化できるのはこのくらいかなあ。

もっと突っ込むと難しい用語出てきてオタク特有の早口みたいなのが加速すると思うので。

 

こういうとき、自分の作品をのっけるべきなんだろうが取り下げちゃったんで残ってないすわ。あちゃー。

どうか俺以外のひとは俺みたいに腐らないで楽しくやってください。

 

皆さんが楽しめることを勝手に祈っています。では。